当商品は、千葉県が誇る二つの伝統工芸、「萬祝」と「関東牛刀」が、千葉大学デザイン文化計画研究所の協力によち、コラボレーションした商品です。その巧みの技は、国内および海外からも注目されています。染めと鍛治の技の共演をどうぞご堪能ください。
千葉工匠具 関東牛刀
明治期、西洋文化とともに日本にわたってきた西洋式の包丁です。廃刀令で刀を作れなくなった刀鍛冶が、西洋式の刃物など、新境地を開拓すべく、様々な刃物づくりに着手しました。
特に関東近郊で高品質な牛刀が盛んに作られました。しかし、今日では手作りの牛刀は急速に衰退し、現在、昔ながらの製法を頑なに守っているのは、日本で1軒だけとなっております。
万祝とは、網元や船主が大漁の喜びを分かち合うために傘下の漁師たちに配っていた揃いの長半纏です。
藍色の布地に鶴亀・松竹梅などの縁起物や鰹・鮪・鰤などそれぞれの漁船に揚がる魚が色鮮やかに描かれ「漁師の晴れ着」とも呼ばれています。
房総半島安房地域を中心に江戸末期に現れた万祝は、明治から大正にかけて最盛期を迎え昭和中期まで漁村の風物詩として親しまれていました。
また、千葉県伝統的工芸品としても指定されており国内および海外からも注目されています。